入園、入学、進級、引っ越し…… 春は生活の変化とともに始まります。
「よし、がんばるぞ」と張り切る気持ちはあるでしょうけれど、変化はストレスのもとでもあるのです。
そんなとき、わたしはいつにも増して「出るものが出てるかな?」と気をつけます。子どもが小学生のころまでは、必ずトイレで「出たもの」チェックをしていました。「大、流すべからず」がウー家の家訓(!?)。太さ、硬さ、回数、におい、色……すべてが体からのメッセージですから、流すなんてもったいない! もちろん、回数や硬さには個人差があります。うちの2人の子も、同じ遺伝子・同じ食事なのに、上の子は2日に1回しか出ないし、下の子は1日2回が普通。そんな特性も心得たうえで、出具合を見てあげたいものです。 とくに春は便秘になることが多いように感じます。生活リズムが乱れ、トイレにゆっくり座る時間をつかめないせいもあるでしょうね。生活リズムは、食事の時間がつくるもの。朝、トイレでゆっくり座れる時間を作りたいなら、早めに起こして朝食の時間を早める。そのために早く寝かせたいなら、夕食の時間を早める。そんなふうに。
そして食事の中身も考えましょう。便秘のときは、便の材料になる炭水化物をしっかりとるのが大原則。便をやわらかくするための水分は、食べ物からもたっぷり取り込みたいものです。ほかに、腸でのすべりをよくする油分も忘れずに。 今日のメニューは、水分たっぷりの豆腐のとろとろいため。あたたかいごはんにのせていただきましょう。副菜にはおなかに優しいキャベツを選びました。 おなかがほんわりあたたまったら「今日、友だちがね」なんて話し始めるかも。食べ物が排泄されるように、心にたまった不安や不満やせつなさは、言葉にしてそのつど出せたらいいですね。ママはこれもちゃんと見て(聞いて)あげましょう。
タンパク質豊富な大豆を、体に優しい食品として加工したのがお豆腐です。中国にも「絹ごし」「木綿」にそれぞれ似た豆腐があって、前者は「南豆腐」後者は「北豆腐」と呼ばれます。わたしの育った北京では、北豆腐がよく食べられていました。日本では「豆腐の形をくずさないように」と気をつかいますが、ときには豆腐をくずしてストレス発散!?
材料(4人分) 絹ごし豆腐・・・・・・・・・2丁(300gのもの2つ) A ------------------------- 鶏ガラスープのもと・・・・小さじ1 塩・・・・・・・・・・・・・・・・・小さじ1/3 こしょう・・・・・・・・・・・・・・少々 水・・・・・・・・・・・・・・・・・1/2カップ ------------------------- ねぎのみじん切り・・・・・10cm分 すり白ごま・・・・・・・・・・・大さじ1 サラダ油・・・・・・・・・・・・大さじ1 B ------------------------- かたくり粉・・・・・・・・・・・・大さじ2 水・・・・・・・・・・・・・・・・・大さじ4 -------------------------
作り方 1 中華なべなどのいためなべにサラダ油とねぎを入れていため、香りが出たら絹ごし豆腐を入れてつぶす。 2 煮立ったらAを合わせたスープを加えて5分ほど煮る。 3 Bをまぜ合わせた水どきかたくり粉でとろみをつける。※ごはんにかけ、好みですりごまをのせる。
作り方 1 キャベツ300gは葉をはがしてさっとゆで、水にさらして細切りにし、水けをしぼる。 2 同じなべで豚こまぎれ肉150gもさっとゆでて水けをきり、ボウルに1のキャベツと合わせる。 3 2を合わせ調味料(しょうゆ大さじ1、酢小さじ1、ごま油大さじ2、塩小さじ1/5)であえる。
1963年北京生まれ。 北京師範大学を卒業後、1990年来日。現在料理研究家として雑誌やテレビなどで大活躍。 家庭では小学生と中学生の子どもを持つ、明るくたくましいお母さんでもあります。
さらに詳しい内容を、本誌(2008年5月号)15Pでご紹介しています。ぜひご覧下さい。
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