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暮らしステップアップ
第12回ウーウェンさんの
お母さんは台所のお医者さん
野菜を切ることが好き。おいしさも栄養も切り方で変わってくるから
大根とベーコンのシンプル炒め


冬の大根って、かわいいと思いませんか? 色白でぽっちゃりしてて、水分がたっぷり。

    

このかわいいお野菜を、どうやっておいしく変身させようか……、
大根を前にしてワクワクしているわたしって、ちょっと変ですか? 

なのにうちの娘ときたら、大根の煮物がニガテです。困ったもんだと思いつつ、無理やり食べさせても好きにならないことも知っています。 それに、娘は「大根の煮物」が嫌いなだけで、大根そのものが嫌いなわけではありません

    
水分を「保つ」か「飛ばす」

よし。今日は大根をおいしく炒めましょう。
シャッキリした歯ざわりになるように、繊維に沿って縦に細長く切ります。
輪切りにしちゃうと繊維が断ち切られ、べっちゃりしちゃうので炒め物には向きません。

水分を「保つ」か「飛ばす」かで、味も食感も違いますから、切ることはとても大事。
野菜のようすを見ながら、ベストな切り方を考えることもウー・ウェン流です。

野菜を見つめて考えたい

さて、炒め上がった大根は、ベーコンから出た脂がしみ込んでしんなりシャッキリ。
娘の大好物に変身しました。やった!
食事を作るとき、メニューを決めて、それから材料を買うという人は多いはず。

でもわたしは、野菜を見つめて考えたい。
「あなたはどう調理されたらうれしいの?」「あなたのよさを引き出すには、どんな形に
切ってあげたらいいの?」って。

なんだかこれって、子育てに似てますね。親の理想の姿に子どもを当てはめるのではなく、
子どものもつ個性を見極めて手助けしてあげる……そんな感じ。

 大根には大根のよさ、白菜には白菜のよさがある。同じ調理方法でいいはずがない。煮物は評価が低くても、炒め物で勝負できるかもしれない。

「あなたはどう育っていきたいの?」「どんな大人になりたいの?」。
野菜に聞くように、子どもにも聞いていかなくちゃ。

    
2月の食材大根 大根

冬は「白い野菜」の季節です。
特に中国では大根や白菜は、水分が豊富で体に滋養を与える力があるといわれます。

子どものころ、母に「冬は寒いからって厚着をすればいいというものじゃない。体を温める野菜を食べなくちゃ」と言われたものです。大根にはビタミンCも豊富なので、かぜの予防に大活躍してくれるはずです。

    
大根とベーコンのシンプル炒め

材料(4人分)

大根   600g
ベーコン   3〜4枚
塩   小さじ1⁄2
酒   大さじ1
サラダ油   大さじ1
こしょう   少々

A
かたくり粉   小さじ1⁄2
水   大さじ1

作り方

1 大根は皮をむき、繊維に沿って太めのせん切りにする。そこに塩小さじ1⁄4(分量外)を振り、10分おいてから水けをしぼる。

2 ベーコンは3mm程度に細く切る。

3 中華なべなどの炒めなべに、サラダ油とベーコンを入れてカリカリになるまで炒める。そこに1と酒、こしょうを入れて炒め合わせる。

4 大根に透明感が出てきたら塩を加え、Aで水どきかたくり粉を作り、とろみをつける。

    
ウーさん考案の包丁 包丁

肉も野菜も魚も同じ包丁を使っている人が多いと思いますが、
野菜はやはり四角い包丁が切りやすいものです。

この包丁は、日本の菜切包丁と中華包丁のよさをミックスしています。

切菜刀(チェサイダオ)8925円(税込み) 
(問)北陸アルミ@03-5426-7880

    
ウーウェンさん ウーウェンさんプロフィール

1963年北京生まれ。
北京師範大学を卒業後、1990年来日。現在料理研究家として雑誌やテレビなどで大活躍。 家庭では小学生と中学生の子どもを持つ、明るくたくましいお母さんでもあります。

    

さらに詳しい内容を、本誌(2008年2月号)19Pでご紹介しています。ぜひご覧下さい。

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