冬の大根って、かわいいと思いませんか? 色白でぽっちゃりしてて、水分がたっぷり。
このかわいいお野菜を、どうやっておいしく変身させようか……、 大根を前にしてワクワクしているわたしって、ちょっと変ですか? なのにうちの娘ときたら、大根の煮物がニガテです。困ったもんだと思いつつ、無理やり食べさせても好きにならないことも知っています。 それに、娘は「大根の煮物」が嫌いなだけで、大根そのものが嫌いなわけではありません
よし。今日は大根をおいしく炒めましょう。 シャッキリした歯ざわりになるように、繊維に沿って縦に細長く切ります。 輪切りにしちゃうと繊維が断ち切られ、べっちゃりしちゃうので炒め物には向きません。 水分を「保つ」か「飛ばす」かで、味も食感も違いますから、切ることはとても大事。 野菜のようすを見ながら、ベストな切り方を考えることもウー・ウェン流です。
さて、炒め上がった大根は、ベーコンから出た脂がしみ込んでしんなりシャッキリ。 娘の大好物に変身しました。やった! 食事を作るとき、メニューを決めて、それから材料を買うという人は多いはず。 でもわたしは、野菜を見つめて考えたい。 「あなたはどう調理されたらうれしいの?」「あなたのよさを引き出すには、どんな形に 切ってあげたらいいの?」って。 なんだかこれって、子育てに似てますね。親の理想の姿に子どもを当てはめるのではなく、 子どものもつ個性を見極めて手助けしてあげる……そんな感じ。 大根には大根のよさ、白菜には白菜のよさがある。同じ調理方法でいいはずがない。煮物は評価が低くても、炒め物で勝負できるかもしれない。 「あなたはどう育っていきたいの?」「どんな大人になりたいの?」。 野菜に聞くように、子どもにも聞いていかなくちゃ。
冬は「白い野菜」の季節です。 特に中国では大根や白菜は、水分が豊富で体に滋養を与える力があるといわれます。 子どものころ、母に「冬は寒いからって厚着をすればいいというものじゃない。体を温める野菜を食べなくちゃ」と言われたものです。大根にはビタミンCも豊富なので、かぜの予防に大活躍してくれるはずです。
材料(4人分) 大根 600g ベーコン 3〜4枚 塩 小さじ1⁄2 酒 大さじ1 サラダ油 大さじ1 こしょう 少々 A かたくり粉 小さじ1⁄2 水 大さじ1
作り方 1 大根は皮をむき、繊維に沿って太めのせん切りにする。そこに塩小さじ1⁄4(分量外)を振り、10分おいてから水けをしぼる。 2 ベーコンは3mm程度に細く切る。 3 中華なべなどの炒めなべに、サラダ油とベーコンを入れてカリカリになるまで炒める。そこに1と酒、こしょうを入れて炒め合わせる。 4 大根に透明感が出てきたら塩を加え、Aで水どきかたくり粉を作り、とろみをつける。
肉も野菜も魚も同じ包丁を使っている人が多いと思いますが、 野菜はやはり四角い包丁が切りやすいものです。 この包丁は、日本の菜切包丁と中華包丁のよさをミックスしています。 切菜刀(チェサイダオ)8925円(税込み) (問)北陸アルミ@03-5426-7880
1963年北京生まれ。 北京師範大学を卒業後、1990年来日。現在料理研究家として雑誌やテレビなどで大活躍。 家庭では小学生と中学生の子どもを持つ、明るくたくましいお母さんでもあります。
さらに詳しい内容を、本誌(2008年2月号)19Pでご紹介しています。ぜひご覧下さい。
このホームページのコンテンツおよび画像の無断転載を禁じます。 (C)Copyright 2007, SHUFUNOTOMO Co.Ltd. All rights reserved.