学校や幼稚園から帰って来た子どもたちは、たいていいつも腹ペコ星人。
小さな胃袋ですから、お昼に食べられる量もたかが知れています。 3時ともなるとお腹がグーグー。さあ、おやつの出番です。 わが家では、甘いケーキやスナック菓子がおやつとして登場することはめったにありません。 空腹を甘いものや油っぽいもので満たすと、胃が重くなり、奇妙な満腹感で夕食が食べられなく なりますからね。
わたしはいつも「おやつは4番目の軽い食事」と考えています。 小さなおにぎりや、ゆでたとうもろこし、 温かなスープ。とりわけ、わが家のおやつによく登場するのは小麦粉料理です。 中でも「ねぎ花餅」は子どもの友だちにも大好評。普段は高級ケーキしか食べない上品な お嬢様だってかぶりつきますよ。 それに、小麦粉料理は作っていても楽しいのです。サラサラの小麦粉が水分を含んでしっとりと変化する、 そのやわらかさを指先や手のひらで感じているうちに、わたしの心も落ち着いてくるから不思議です。
「そろそろ帰る時間だな」と思ったら、小麦粉に水を加えてこね始めます。 「今日はどんな1日だったかな」「例のあの子とはうまくやれたかな」などなど、思いをめぐらしながら。 玄関が開いて「ただいま」の声がしたら、必ず出迎えて顔を見ます。その瞬間が実はとても大事。 「今日はどんな1日だったか」の答えがすべて顔と声に表れていますからね。 どんな1日だったとしても、まずはおやつ。悩み事が山積みの子でも、好物のおやつを食べるうちに 「ママ、聞いて」と重い口を開けてくれるはず。 はい、どんなことでも話してね。それを聞くためにママはこの世にいるのですから。
どこの家にも必ずある野菜、それがにんじん、玉ねぎ、じゃがいも。 カレーにもシチューにも肉じゃがにも欠かせない3人組は、もはや日本の家庭の定番野菜と言えそうです。 いつだっておいしいということは、いつだって体に優しいってこと。 不安を抱えたときや体調の悪いときは、こんな定番野菜で体を安心させてあげましょう。 それに、一年中出回っているとはいえ、いちばんおいしいのは春。 たっぷりの水分と深い甘みがあるので、味つけは塩だけで十分です。 今だけのおいしさをぜひ朝食で。
材料と作り方(3〜4人分) 1 グリンピース50gは軽くつぶす。 2 なべに鶏ガラスープ小さじ1/2と水3カップを入れて沸騰させ、1を入れて2分程度煮る。 3 塩小さじ1/4とこしょう少々で味をつけ、水どきかたくり粉(水大さじ2+かたくり粉大さじ1)でとろみをつけ、仕上げにごま油大さじ1で香りをつける。
1963年北京生まれ。 北京師範大学を卒業後、1990年来日。現在、料理研究家として雑誌やテレビなどで大活躍。家庭では小学生と中学生のお子さんをもつ、明るくたくましいお母さんでもあります。「ねぎ花餅はこんなふうにねじりながら、平らにつぶします」とウーさん。
さらに詳しい内容を、本誌(2007年5月号)15Pでご紹介しています。ぜひご覧下さい。
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