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暮らしステップアップ
第1回ウーウェンさんの
お母さんは台所のお医者さん
春野菜は体を内側から目覚めさせる

春が近づくと、重いコートやセーターを一刻も早く脱ぎ捨てたい気分になりますよね。
でも、少し待って。

春巻き01春巻き02
    

中国には「春 秋凍(春先は厚着、秋口は薄着)」という言葉があります。

「秋から冬にかけて厚着をしてしまうと、本格的な冬の寒さについていけなくなるよ。逆に、春だからと焦って薄着にしてしまうと体を冷やし、風邪をひいてしまうよ」。

そんな意味の言葉です。

    
春の野菜

だから、服装はまだ冬のままで。そのかわり、体の内側は春の装いにしませんか?

長い冬の間にたまった老廃物や毒素を外に出して、体を内側からスッキリさせましょう。その役割を果たすのが、木の芽や山菜などの春の野菜です。

春の野菜には苦味があり、解毒作用があります。
以前テレビで、冬眠から覚めたクマがふきのとうを食べる様子をみましたが、そのあと出たのは真っ黒なフン!冬の間にたまった体内の毒素を全部出したようでした。

動物も人間も同じですよね。春の野菜を食べることで、体をリセットさせていくのです。
 

春野菜の甘みと香りが広がる

今回は、そんな春の野菜を使って春巻きを作りました。よく「春巻きをカラリと揚げるコツはありますか?」と聞かれることがありますが、そんなのムリ。

だって、日本の春巻きは「いためてとろみをつけた野菜」を包むんですから、
カラリと揚がるはずがありません。

わたしが春巻きの具にするのは生の野菜。
簡単に作れてカラリと揚がるうえに、春巻きの皮が野菜をしっかり包んでいるから、食べた瞬間口の中に野菜の甘みと香りが広がるのです。

春の野菜は春巻きで、どうぞ。

    
3月の食材 春野菜

たけのこやアスパラガスは「芽」の野菜。
これから伸びていこうとするエネルギーを内側に秘めています。子どもだって春から夏にかけてぐんと成長するでしょ? 

そのためのエネルギーを分けてもらいましょう。せりなどの山菜は、ビタミンや食物繊維が豊富なだけでなく、豊かな香りが食欲を刺激します。

子どものころ、春になると「わらび」をとってきて春巻きにしました。かじったときに広がる香りは最高。

ほかにもいんげんやクレソンなど、いまが旬の野菜はどれも春巻きにぴったりです。

    
春野菜の春巻き

材料(4人分)

春巻きの皮(市販)   12枚
グリーンアスパラガス   4本
ゆでたけのこ   1⁄2本
せり   1束
塩   2つまみ×3
こしょう   少々
かたくり粉   小さじ1 1⁄2
塩   小さじ1⁄2カップ
かたくり粉   大さじ1(水大さじ2でとく)
揚げ油   適量
小麦粉   大さじ1
水   大さじ1

作り方

1 アスパラガスは根元のかたい皮を薄くそぎ、たたきつぶしてから3等分する。たけのこはせん切りに、せりは3B長さに切る。

2 それぞれの野菜に、塩2つまみ、こしょう少々、かたくり粉小さじ1⁄2をまぶす。

3 野菜をそれぞれ4等分し、春巻きの皮に1種類ずつ巻き、12本作る。Aをまぜて、春巻きの皮を止める「のり」に使う。

4 160度の油でじっくり揚げる。

    
ウーウェンさん ウーウェンさんプロフィール

1963年北京生まれ。
北京師範大学を卒業後、1990年来日。現在料理研究家として雑誌やテレビなどで大活躍。家庭では小学生と中学生の子どもを持つ、明るくたくましいお母さんでもあります。

    

さらに詳しい内容を、本誌(2007年3月号)15Pでご紹介しています。ぜひご覧下さい。

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