2007.11月号掲載
トイレが近くなったり、尿もれなど、主婦の友読者世代には、よくあるお悩みです。
今月はその原因や予防方法などをていねいにご紹介します。
女性の体の悩みについて、年齢を問わず、野末先生がやさしくお答えします。下記の番号で相談を受け付けますのでご利用ください。ただし電話での相談のおりには、必ず親機をご使用ください。携帯電話や子機からの通話はご遠慮願います。また、相談はもちろん、記事に関する疑問や、日ごろ感じている素朴な疑問なども、編集部あてのお手紙、ファクス(03-5280-7431)で受け付けます。相談に対する回答は本誌上でのみ。お一人お一人へのお答えはできませんので、ご了承ください。

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女性のからのだの悩みについて、年齢を問わず野末先生がやさしくお答えします。左の番号で相談を受け付けますので、悩みのある人はご利用下さい。ただし、携帯電話、固定電話子機からの通話は御遠慮願います。
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数カ月前から月経周期が短くなり、先月は月経が来ませんでした。
これまで順調だったので不安です

相談者 Oさん(28才・主婦歴2年/沖縄県)
Oさん:
これまで、28日周期できちんと来ていたのに、数カ月前から周期が22日とか24日と短くなり、
先月は月経が来ませんでした。どうしたのか不安です。
野末先生:
ここ半年ぐらいの間に、生活上で何か変わったことはありませんでしたか?
Oさん:
そういえば、半年前に引っ越しをしました。大阪から越してきたのですが、確かに、習慣など違って、
とまどうこともありましたね。
野末先生:
これまで順調な周期だったのに月経不順になったという場合、環境の変化や精神的なストレスが影響していることがよくあります。あなたの場合も、引っ越しをして、見知らぬ土地で新しい生活を始めたことが影響しているのかもしれませんね。
Oさん:
自分では、沖縄が好きだし、引っ越ししてきてよかったと思っているので、それほどストレスではないのですが。
ただ、引っ越しをきっかけに、ダイエットを始めたことが、何か関係してますか?
野末先生:
気づかないうちに、土地が変わって緊張していたのかもしれませんね。また、環境変化ということに加え、ダイエットを始めたことも影響している可能性もあります。ダイエットは、どういう方法ですか? 効果はどうでしたか?
Oさん:
食べるものを制限する方法で、半年で6kgやせました。
野末先生:
1カ月に1kg程度なら、大丈夫だと思いますが、無理なダイエットは無月経の原因になります。体は、限られた栄養しか入ってこない状態になると、心臓や肝臓など命にかかわる臓器の維持を優先させ、生殖器などはあとまわしになります。そのため、月経が止まるというようなことも起きてくるんです。
Oさん:
引っ越しとか、ダイエットとか、そういうことでも月経不順になるんですね。
野末先生:
そうですよ。少しむずかしいお話になりますが、月経が起きるのは、脳にある視床下部[ししょうかぶ]、 下垂体[かすいたい]、卵巣というシステムでコントロールされています。月経が順調に繰り返されていくためには、このシステムで分泌されるホルモンが、うまく連動して働く必要があるのです。ところが、脳の視床下部は、自律神経をコントロールする役割も持っています。ですから、ストレスを受けると、それが月経不順となったり、心身の不調となってあらわれてくるのです。
Oさん:
やはり、婦人科に行ったほうがいいですか?
野末先生:
まずは、基礎体温をつけてみましょう。基礎体温をつけていると、今回のような場合も、原因をさぐる手がかりになります。また、婦人科を受診するときも持っていくと、診断に役立ちますよ。たとえば、月経が来ていても、排卵がない無排卵月経の場合もあり、それは基礎体温表を見ればわかります。体温だけでなく、生活上の変化も簡単にメモしておくと、参考になります。基礎体温をつけながらしばらく様子をみて、月経不順が続くようなら婦人科を受診しましょう。
Oさん:
わかりました。どうもありがとうございます。
野末先生:
おだいじになさってくださいね。
心の状態と密接に関係する
自律神経
 本人の意思とは関係なく働いている神経で、呼吸や血液循環、体温調節や消化吸収、生殖などの機能調整の役割を持っています。 自律神経には、交感神経と副交感神経があり、お互いに相反する働きをしています。たとえば、交感神経は心拍を速くしたり血圧を上げるなど、一方、副交感神経は心拍をゆっくり、血圧を下げるなどの働きをします。このふたつがうまく切り換わることで体の調節をしています。  そのため、ストレスなどで自律神経のコントロールがうまくいかなくなると、心身にさまざまな症状があらわれてくるのです。
 今月のその他の質問
卵巣のはれ

左の卵巣が4cm大にはれていると言われました。悪いもの?
相談者 T・Oさん(29才・主婦歴4年/群馬県)
定期検診で様子を観察し、必要ならば腫瘍マーカーなどの検査で悪性でないことの確認を

 卵巣がはれた場合、多くは卵巣嚢腫[のうしゅ]といって、卵巣にできる良性の腫瘍[しゅよう]です。ただ、妊娠すると一時的に卵巣がはれることがあり、これは黄体嚢胞[のうほう]といいます。妊娠の初期にみられるもので、胎盤が完成する頃には自然と消えてしまう生理的な現象です。また、月経周期に応じて一時的にはれることもあります。

  一時的にはれたものでない場合は、それが悪性のものでないことを確認しておく必要があります。卵巣は、子宮のように体の外から直接、細胞を採取して調べることができません。そのため、定期検診を受け、超音波検査で観察します。一時的なものであれば、この段階でわかります。CTスキャンやMRIのほか、腫瘍マーカーといって血液を採取してガンの可能性を調べる検査を行うこともあります。

  手術をするのは、若い人は7cm、中年以降はガンになりやすいため、4cm以上が目安です。卵巣は残して嚢腫部分だけを取る手術も可能ですし、一方を取っても、もう片方が残っていれば妊娠は可能です。婦人科でよく相談してみましょう。
ナボット嚢胞

子宮ガン検診で先生の言われた「ナボット嚢胞があるね」の一言が気になります・・・
相談者 S・Mさん(26才・主婦歴1年/福岡県)
子宮頸管粘液の出口が詰まり中に粘液のたまったものでよくみられるものです
 
 子宮の入り口部分を子宮頸部といいます。子宮頸部は細い管になっていて、これを子宮頸管と呼んでいます。電球をさかさにした場合、ふくらんだ部分が子宮体部で、ねじの部分が子宮頸管です。

 子宮頸管からは、頸管粘液という分泌物を出しています。この粘液を出す口が詰まると、袋状にふくらむことがあり、これをナボット嚢胞といいます。頸管嚢胞ということもあります。

 ナボット嚢胞は子宮頸管によくみられ、悪性のものではありません。とくに治療の対象となるものでもありません。大きくなったらつぶせば、中から頸管粘液が出てきます。

 これが悪性に変わるということはありませんが、子宮ガン検診は定期的にきちんと受けておくことが大切ですね。
 
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