2007.5月号掲載
環境の変化やストレスで月経が乱れるなど、子宮はとてもデリケートなところです。今月はセックスのときの痛みや成熟した女性にはよくみられる「びらん」について、お伝えします。
女性の体の悩みについて、年齢を問わず、野末先生がやさしくお答えします。下記の番号で相談を受け付けますのでご利用ください。ただし電話での相談のおりには、必ず親機をご使用ください。携帯電話や子機からの通話はご遠慮願います。また、相談はもちろん、記事に関する疑問や、日ごろ感じている素朴な疑問なども、編集部あてのお手紙、ファクス(03-5280-7431)で受け付けます。相談に対する回答は本誌上でのみ。お一人お一人へのお答えはできませんので、ご了承ください。

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女性のからのだの悩みについて、年齢を問わず野末先生がやさしくお答えします。左の番号で相談を受け付けますので、悩みのある人はご利用下さい。ただし、携帯電話、固定電話子機からの通話は御遠慮願います。
※婦人科以外のご相談はご遠慮ください。また、相談日は電話がかかりにくいことがありますので、ご了承ください。
 
最近、セックスのときに痛みが・・・・・・
ここ1年ぐらい月経が来ないことと関係ありますか?
相談者 Pさん(38才・主婦歴12年/埼玉県)
Pさん:
えーと、ちょっと恥ずかしいのですが、最近、セックスのとき、あそこが乾いていて痛いんです。
以前のように、濡れないというか…
野末先生:
潤いを補うのに、セックスのときに使うゼリーがあります。リューブゼリーといって、日本家族計画協会が出しています。
これはセックスのときに使うものですが、ふだんからデリケートゾーンの乾き防止に使うクリームやゼリーも市販されて
いますから、薬局で相談してみるといいですね。
Pさん:
1年ぐらい前から、月経がストップしているのですが、それと関係ありますか?
野末先生:
何か、環境が変わったなど、月経が止まるような心当たりはありますか?
Pさん:
とくに、ないですね。
野末先生:
だとすると、早発閉経の可能性もあるので、一度婦人科を受診しましょう。
ふつう閉経というのは50才ぐらいですから、早く閉経することを早発閉経と呼んでいます。
Pさん:
早く閉経すると、何か困ることがありますか?
野末先生:
更年期症状が人より早くあらわれたり、将来、骨粗しょう症になりやすいといったことが心配です。
ふつうより老化が、早く訪れるわけですね。
Pさん:
婦人科でどんな治療を受ければいいですか?
野末先生:
婦人科を受診すると、まずは血中のホルモン値を調べます。これで、女性ホルモンが不足しているのかどうかなどをみます。その結果、不足しているということになると、女性ホルモンを補う治療や漢方治療などを行います。ただし、性交痛のトラブルを抱えている方には、膣座薬を処方する場合もあります。女性ホルモンが含まれている薬を膣に入れるので、飲むよりも、局所に直接働きかけることが期待できます。
Pさん:
女性ホルモンを補う治療法というのは、どういうものですか?
野末先生:
更年期になると女性ホルモンのエストロゲン(卵胞ホルモン)が急激に減少します。その影響で、さまざまな更年期症状があらわれるのですが、これを補うことで、更年期のつらい症状を改善しようというのが女性ホルモン補充療法(HRT)です。実際には、飲み薬や貼る薬などがあって、エストロゲン単独のものや、プロゲステロン(黄体ホルモン)を同時に使うなどさまざまです。どのようなタイプを選ぶかは、自分の症状などを考えて、よく相談しましょう。ただ、HRTは婦人科ならどこでもやっているというわけではないので、事前に電話で確認することをおすすめします。
Pさん:
そのほか、日常生活で、気をつけることはありますか?
野末先生:
入浴のときに使う石けんも気をつけたいですね。弱酸性のボディ洗浄剤は刺激が少なくて、デリケートゾーンのケアにおすすめです。また、ホルモン剤を飲むことに抵抗がある人には、サプリメントで女性ホルモン様の働きをするものもありますよ。
Pさん:
わかりました。どうもありがとうございました。
野末先生:
おだいじになさってくださいね。
卵子を包んでいる
卵胞
 卵巣にあって、卵子を包んでいるもの。女性は生まれたときから、卵巣の中に多くの原始卵胞(卵胞のもと)を持っています。月経の周期に応じて、卵巣にある卵胞のうちの1個が成熟をし始め、月経の開始日から2週間ぐらいで最大の大きさになります。すると、卵胞の中の卵子が卵巣から飛び出し、これを排卵といいます。不妊治療では、卵胞の大きさを超音波などで計測し、排卵のころに性生活を持つよう指導します。
 今月のその他の質問
子宮膣部びらん

子宮がん検診後に出血が。びらんがあると言われたのが気になります
相談者 E・Iさん(29才・主婦歴3年/静岡県)
子宮膣部びらんじゃ成熟期の女性ならよくみられること。
たびたび出血して気になるなら受診を


 子宮頸がん検査では、綿棒やへら、ブラシのようなもので膣部や子宮頸管をこすって細胞をとり、それを顕微鏡で調べます。こすったときに出血することがありますが、2、3日すれば自然におさまるので、とくに心配することはありません。
  確かに、子宮膣部びらんがあると、出血しやすくなります。子宮膣部というのは、子宮の入り口にあたる子宮頸管の膣側で、膣内に突出している部分です。ここが、ちょうど花びらが開いたような状態に赤くなることがあり、これをびらんと呼んでいます。びらんは、性的に成熟している年代の女性であれば、よくみられることで、とくに病気というわけではありません。
  しかし、セックスや今回の検診のように、ちょっとした接触で出血することがあります。たびたび出血するなど気になるようであれば、婦人科で治療を受けるとよいでしょう。膣剤などを使えば、おさまります。
不妊検査

1年前に流産。その後妊娠せず、現在不妊治療を受けていますがうまくいきません…
相談者 Y・Sさん(26才・主婦歴2年/岐阜県)
焦らずに明るく、楽しい気持ちを持てるようにすることも大切
 
 現在、排卵誘発剤のクロミッドを飲んでいるのに、なかなか卵胞が発育しないのが悩みとのことですね。治療内容をレベルアップしていくことも考えられますが、同時にメンタル面も大切です。焦らずに、心の余裕も考えるようにしましょう。
  実際に、私の患者さんで、赤ちゃんが欲しいのになかなか妊娠しないと言っていた人が、寝室の模様替えをして、カーテンを明るいピンク色にしたら、妊娠したということがありました。その方も、模様替えで気分転換できたのが良かったのでしょうか。
  このように、気持ちが明るくなること、楽しいことをしていると、自然に排卵が来ることもあるんですよ。また、家にこもっていないで、外に出るようにするのも大切ですね。仕事や、ボランティアなどを通して、人の役に立っているという充実感を持てれば、きっとカラダにも良い作用を及ぼすことでしょう。
 
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