2006.6月号掲載
月経は女性の健康のバロメーター。周期や出血量などから病気やトラブルが疑われることもあります。今月は月経不順についての電話相談を実況中継!
女性の体の悩みについて、年齢を問わず、野末先生がやさしくお答えします。下記の番号で相談を受け付けますのでご利用ください。ただし電話での相談のおりには、必ず親機をご使用ください。携帯電話や子機からの通話はご遠慮願います。また、相談はもちろん、記事に関する疑問や、日ごろ感じている素朴な疑問なども、編集部あてのお手紙、ファクス(03-5280-7431)で受け付けます。相談に対する回答は本誌上でのみ。お一人お一人へのお答えはできませんので、ご了承ください。

相談日は毎月 第1水曜日10時〜13時!
(祝日の場合、年末年始はお休み)
女性のからのだの悩みについて、年齢を問わず野末先生がやさしくお答えします。左の番号で相談を受け付けますので、悩みのある人はご利用下さい。ただし、携帯電話、固定電話子機からの通話は御遠慮願います。
※婦人科以外のご相談はご遠慮ください。また、相談日は電話がかかりにくいことがありますので、ご了承ください。
 
「月経と月経の間のころに出血があったのですが……」
相談者 Iさん(29才 静岡県 主婦歴2年)
Iさん:
先日、月経でもないのに出血がありました。ちょうど、月経と月経の間にあたるのですが、少量で2日ほどつづき、気になります。
野末先生:
時期的にみて、ちょうど排卵日のころですね。月経と月経の中間の、排卵のころにある出血を中間期出血と呼んでいます。中間期出血ならよくみられるもので、生理的な出血ですから心配することはありません。ただ、子宮がん検査は受けていますか?
Iさん:
はい。2カ月前に子宮頸がん検査を受け、クラスIIと診断されました。次は半年後に、といわれていますが、早めに受診したほうがいいですか?
野末先生:
その必要はないでしょう。クラスIIというとガンの進行状態のように思うかもしれませんが、これは細胞診断分類ですね。炎症など細胞の変化はあっても良性という意味です。たいていの人が、炎症などで細胞が変化していますから、悪性でないので問題ありません。ところで、基礎体温はつけていますか?
Iさん:
いいえ、つけていません。
野末先生:
基礎体温をつけていると、月経以外に出血をみたときも、それが病的なものか、生理的なものかを判断する材料になります。たとえば、あなたのように月経と月経の間に出血があったときも、排卵期とわかれば、いたずらに心配することもないでしょう。ぜひ、基礎体温をつけるようにしましょう。
Iさん:
はい、わかりました。どうもありがとうございました。
野末先生:
お大事になさってくださいね。
 「基礎体温」
 基礎体温は、婦人用体温計を使って計ります。婦人用体温計は、ふつうの体温計に比べて目盛りが細かくなっており、少しの差もわかるようにできています。薬局で求めることができ、たいてい基礎体温表がついています。計測は毎日、朝目がさめてすぐ、寝たままの状態で行うのが基本です。舌の裏に体温計を入れて5分間はそのまま横になっています。
 正常な基礎体温のパターンは、月経が始まってから約2週間は低温期がつづき、つぎに上がり始めます。低温から上がり始めたあたりが排卵期です。その後、次の月経が始まるまでの約2週間は高温期となります。基礎体温が低温期と高温期の二相性を描くということは、ホルモンがきちんと分泌されていることを示しています。
 今月のその他の質問
生理が来なくなったのはダイエットのせい?

 ここ半年ほど生理がストップしています。この間、ダイエットで10kgやせたことと関係ありますか?
(大阪府/K・Iさん 21才)
一時的な栄養失調状態から無月経に。早く婦人科へ。
 
 妊娠の可能性がないのであれば、無理なダイエットの影響で無月経になった可能性が高いですね。
 極端な食事制限で体重が急に減ると、一時的な栄養失調の状態になります。すると体は、生命維持に直接関係のない機能を停止して、心臓や肝臓など命にかかわる器官へ栄養をまわそうとします。このような場合、真っ先に影響を受けやすいのが生殖機能です。脳の中枢からの命令によって卵巣など生殖機能がうまく機能しなくなった結果、月経が来なくなってしまうのです。
 無月経の期間が長ければ長いほど、自然に元に戻ることがむずかしくなりますし、将来不妊の原因になることもあるので、一日も早く婦人科を受診しましょう。必要なら、ホルモン治療や栄養指導などを受けて月経の回復を図ることになります。
帝王切開を3回しました。おなかが痛くなるのは、その影響?

 下腹痛で受診しましたが原因が見当たりません。
  帝王切開を3回している影響かもと言われたのですがどういうこと?
(千葉県/W・Eさん 38才)
手術のあとが癒着し、その箇所が痛むという可能性も
 
 お産で帝王切開になるのは、お母さんや赤ちゃんの状態に問題があり、下からのお産(経膣分娩)がむずかしい場合です。また、最初のお産が帝王切開だと、次のお産も帝王切開になる場合が多いようです。下からのお産にトライすることもできますが、一度帝王切開をしたことのある人には、基本的に、お産が長引いても、陣痛をうながす陣痛促進剤が使えないうえ、子宮の縫合部分に過重な負担がかかり子宮破裂の心配も出てくるからです。このようなことから、帝王切開での出産は、3回ぐらいが限度と言われています。
 2回目、3回目の手術とも、腹壁や子宮は前回とほぼ同じところを切ります。病院でいわれたのは、この縫合部分が癒着し、その影響かもしれないということでしょう。婦人科で、出産歴などを詳しく伝え相談してみましょう。
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