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Fさん:
ニキビ治療と避妊をかねて、低用量ピルを飲んでいます。ところが先日、出血が……
ピルを飲んでいるのに、そんなことって、あるのでしょうか? |
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野末先生:
ピルは経口避妊薬ですが、月経不順や月経痛の治療に用いられたり、ニキビの治療などにも使われています。確かに、ピルを飲んでいる間は、排卵が抑えられて、月経は来ないものですが、低用量ピルは、含まれているホルモンの量が少ないので、あなたのように服用中に出血する場合もあります。 |
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Fさん:
避妊薬としての効き目が弱いのではと、心配になってしまうのですが…… |
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野末先生:
低用量といっても、それまでの中用量や高用量のピルに比べてホルモンの量が少ないという意味ですよ。 |
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Fさん:
すると、避妊効果には問題ないということですか? |
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野末先生:
そうですね。ピルにはエストロゲンとプロゲステロンの2種類の女性ホルモンが含まれています。ピルを飲むことで、血液中のこれらのホルモン量が増え、その情報が脳にある視床下部というところに伝えられて、排卵を抑える効果を引き出すわけです。通常だと、月経の後に、着床の準備をするために子宮内膜が厚くなりますが、ピルの働きで、子宮内膜はあまり厚くならず、着床の準備ができません。万が一、排卵して受精したとしても、着床は困難になります。そのうえ、プロゲステロンにより、子宮頸管粘液が濃く粘り気が強くなるので、子宮の入り口がふたをされたようになり、精子は子宮のなかに入りにくくなります。このように、さまざまな働きが重なって、ピルの避妊効果を確かなものにしているのです。低用量のピルも、ほぼ100%の避妊効果があるといわれています。 |
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Fさん:
安心しました。ただ、何か病気で出血したということはありませんか? |
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野末先生:
月経でないのに出血がある場合、子宮や卵巣などの病気や、ホルモンの異常など、さまざまな原因が考えられます。外陰部にかゆみなど他の症状があれば、腟炎や性感染症が疑われますし、セックスの後に出血したなら、子宮腟部びらんなどが考えられますね。 |
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Fさん:
そういえば、出血があったのは、セックスをした翌朝からでした? |
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野末先生:
それなら、子宮腟部びらんなどが疑われます。でも、これらは、成熟期の女性の8割〜9割にみられるもので、とくに治療の必要はありません。心配であれば、念のため、婦人科でがん検診を受診すると安心ですね。 |
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Fさん:
わかりました。どうもありがとうございました。 |