2005.10月号掲載
おんなのからだクリニックも久々にリニューアル!
今回は、野末先生が積極的に取り組んでいらっしゃる乳ガンについての電話相談を実況中継!
女性の体の悩みについて、年齢を問わず、野末先生がやさしくお答えします。下記の番号で相談を受け付けますのでご利用ください。ただし電話での相談のおりには、必ず親機をご使用ください。携帯電話や子機からの通話はご遠慮願います。また、相談はもちろん、記事に関する疑問や、日ごろ感じている素朴な疑問なども、編集部あてのお手紙、ファクス(03-5280-7431)で受け付けます。相談に対する回答は本誌上でのみ。お一人お一人へのお答えはできませんので、ご了承ください。

相談日は毎月 第1水曜日10時〜13時!
女性のからのだの悩みについて、年齢を問わず野末先生がやさしくお答えします。左の番号で相談を受け付けますので、悩みのある人はご利用下さい。ただし、携帯電話、固定電話子機からの通話は御遠慮願います。
 
「30代でも乳ガンになるの?」相談者 Aさん(34才 岡山県 主婦歴年)
Aさん:
あの〜、友人が乳ガンになりました。私と同じでまだ30代。ちょっと早くてびっくり。私も心配なのですが……
野末先生:
なるほど。たしかに乳ガン患者数は20代では少ないですが、30代も半ばを過ぎるとかなり増えはじめますね。40代になると急増し、日本では現在この年代が最も多いのです。その次が50代60代で、3位がなんと30代。ですから、30代はまだ早い、ガンを気にするなんて先のこと、と思っていたら大間違い。他のガンはたいてい、高齢になるにつれ患者数が増えていきますが乳ガンは40代がピーク。その前の30代後半から、ぜひ検診を受けるようにしてください。乳ガンは、早期発見できれば、90%以上は治るんですからね。
Aさん:
そうなんですか。でも、これまで、乳ガン検診を受けたことがないんですが、検診では、どんなことをやるんですか?
野末先生:
最近では、乳房を外から見て、異常がないかどうかをチェックする視診、さわって調べる触診のほか、若い人では超音波の検査、40才になるとマンモグラフィという検査を行います。これは、乳房専用のX線撮影装置で、視診や触診ではわからないような早期のガンを発見することがあります。そのため、各自治体の乳ガン検診でも、40代になるとマンモグラフィ検査を取り入れています。また、乳ガンは、自分で見つけることのできるガンですから、自己チェックは必ず行ってくださいね。
Aさん:
え、自分で、調べてわかるんですか?
野末先生:
はい。じつは乳ガンの患者さんのうち、自分で異常に気づいて受診したという人は8割近くいるんです。
Aさん:
え、自分で、調べてわかるんですか?
野末先生:
はい。じつは乳ガンの患者さんのうち、自分で異常に気づいて受診したという人は8割近くいるんです。
Aさん:
どんなふうに気がつくんでしょうか?
野末先生:
たとえば、おっぱいにしこりがある、引っぱられるような感じがする、なんだかゴロゴロした感じ、など違和感から病院に行ってみたら乳房の腫瘍だったという人が、少なくないのです。そのうち乳ガンは1割くらいです。自己チェックは、生理のある人なら、生理が終わってすぐの日(生理開始後5〜7日ごろ)に行うと、おっぱいが張ったり痛くなったりせず、やりやすいでしょう。閉経後の人は毎月1回、日にちを決めて行います。毎日のシャワーや入浴の際、石けんをつけた手でチェックしても。おっぱいだけでなく、上は鎖骨から下は肋骨にふれるところまで、内側は胸骨から外側はわきの下まで、くまなくさわってみることが大切。自己チェックは20代から習慣づけるようにしたいものなんです。
Aさん:
わかりました、やってみます。あと、気をつけることって、何かありますか?
食生活とか?
野末先生:
乳ガンの予防はむずかしいですが日本に乳ガンが増えてきた背景には、閉経後の肥満や欧米型の食生活になってきたことも関係しているようです。その意味では、肉よりも魚をメインにし、大豆製品や野菜や海藻などをたっぷりとる和食を基本にした食生活がおすすめです。乳ガンだけでなく、他のガン予防にもなりますし、生活習慣病予防にも効果が期待できますね。
Aさん:
ありがとうございました。私も検診を受けてみようと思います。
野末先生:
はい、それではごきげんよう。
 「乳ガンの自己チェック」
 超音波の検査などで、子宮の入り口部分にあたる子宮頸管に、袋状のものがみられるのは珍しいことではありません。これを、頸管嚢胞といいます。
 「ナボット卵」とも呼ばれており、頸管粘液など子宮頸管腺からの分泌物がたまってふくらんだものです。子宮腟部にもナボット卵を確認することはありますが、悪性ではないので、心配はありません。乳白色のおりものが下着につくことがありますが、あれが子宮頸管粘液などの分泌物です。
 今月のその他の質問
子宮の入り口にふくらんだものが。
あれはナニ?

  婦人科の検診で、超音波の画像を見て、「子宮の入り口にふくらんだ部分があるけれど心配ない」と先生。いったいあれはナニ?(東京都/W・Oさん 30才)
頸管粘液などがたまった袋なので、
心配ないものです。

 
超音波の検査などで、子宮の入り口部分にあたる子宮頸管に、袋状のものがみられるのは珍しいことではありません。これを、頸管嚢胞といいます。
 「ナボット卵」とも呼ばれており、頸管粘液など子宮頸管腺からの分泌物がたまってふくらんだものです。子宮腟部にもナボット卵を確認することはありますが、悪性ではないので、心配はありません。乳白色のおりものが下着につくことがありますが、あれが子宮頸管粘液などの分泌物です。
 これらが、子宮頸管に炎症などが起きたことがきっかけで、たまって袋状になったものがナボット卵というわけです。しかし、特に治療の対象になるようなものではなく、ほっておいても、大丈夫です。
生理はちゃんと来てるのに、 排卵がないって?

 無排卵月経って病院で言われたけど、どういうこと? ちゃんと生理が来てるのに、排卵がないこともあるの?(長野県/T・Hさん 24才)
排卵の有無を知るためにも基礎体温をつけて。
 
月経は、周期的に子宮の内膜がはがれて起きる出血です。これは、卵子が受精しなかったために起こることですが、排卵がなくても月経は来ます。しかし、月経の出血のように、はっきりしたサインがないので、排卵があったかどうかはわかりにくいもの。そこで、おすすめしたいのが、基礎体温表をつけることです。
月経周期には個人差があるものの、たいていは月経が始まった日から約2週間は低い体温がつづきます。低体温期の最後の日にさらに体温が下がり、その後次の月経が始まるまでの約2週間、高温期がつづきます。排卵日は、この低温期のガクンと下がった日か、その翌日の上がり始めの日にあたります。ですから、基礎体温表をつけてみて、ずっと低温がつづくなど、体温の変化がなければ、排卵はなかったとわかります。そのほか、排卵日を確定するための方法としては、唾液や尿で排卵のチェックする排卵検査薬もあります。
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