おんなのからだクリニック
2005.8月掲載 ↑TOP
もうすぐ本格的な夏到来!
でも暑い夏ならではのお肌のトラブルや、子どもの事故や病気には気をつけたいものです。
今回の野末先生のコラムは夏のお出かけで気をつけたい紫外線のお話です。
女性の体の悩みについて、年齢を問わず、野末先生がやさしくお答えします。下記の番号で相談を受け付けますのでご利用ください。ただし電話での相談のおりには、必ず親機をご使用ください。携帯電話や子機からの通話はご遠慮願います。また、相談はもちろん、記事に関する疑問や、日ごろ感じている素朴な疑問なども、編集部あてのお手紙、ファクス(03-5280-7431)で受け付けます。相談に対する回答は本誌上でのみ。お一人お一人へのお答えはできませんので、ご了承ください。
主婦の友
女のからだクリニック相談室
相談は毎月、第1水曜日10時〜13時です。婦人科以外のご相談はご遠慮ください。また、電話がかかりにくいことがありますが、ご了承ください。
TEL 03-3295-0707
●プレ更年期
月経が1カ月おきになり、量も減ってきました。もう更年期?
病院に行ったほうがいいですか?
   半年ぐらい前から、だんだんと月経の周期が長くなり、最近では1カ月おきに来るようになりました。月経量も減って、始まって3日ぐらいで終わります。これって、もう更年期になったということですか?
一度病院でみてもらったほうがいいでしょうか? (静岡県/Y・Tさん 35才)
このままでいると老化が早く進む可能性も。
病院でホルモン値などを調べてもらい、必要なら治療を。
   じつは、女性特有の器官、卵巣は35才くらいから老化が始まっているのです。卵巣は、周期的に女性ホルモンを分泌して月経をコントロールするなど、女性にとって大切な器官です。この卵巣の働きがおとろえてくると、月経がだらだら続いたり、月経周期が乱れるなど、月経にまつわるトラブルが起きてきます。
 ただ、このような症状は、ふつう更年期に入る40代半ばごろから見られることが多いものです。30代では少し早いので、一度、婦人科を受診してみましょう。もし血液検査で女性ホルモンが減ってきているとわかったら、必要に応じて治療を行うことになります。
 というのも、女性ホルモンが徐々に減っていき、このまま早い閉経を迎えると、当然、老化も人より早く進むことになるからです。閉経前には、月経不順が起きてきたり、人によっては、頭痛やめまい、イライラ、発汗やほてりなどの更年期症状が起きてくるでしょう。閉経後も、高血圧や高コレステロール血症、骨粗しょう症などに、ふつうよりも若く、40代ごろからかかる可能性が出てきます。
 そこで、このような場合は、ホルモン剤を処方して、減少する女性ホルモンを補い、早めに進む老化にブレーキをかけて、少なくとも標準並みのスピードに改善する治療を行います。
 あなたの年齢であれば、避妊も考えている場合、低用量ピルを使うのもおすすめです。低用量ピルは、月経不順や月経前緊張症(PMS)など月経トラブルの治療に使われることもありますし、副作用も少ないうえ、避妊薬としても(きちんと飲めば)100%有効な薬です。しかし、低用量ピルを扱っていない病院もあるので、ピルを使いたいのであれば、事前に電話などで聞いてみるといいでしょう。また、漢方薬も月経トラブルによく効くため、最近では治療に、漢方薬をとりいれる病院も増えてきています。これも、事前に確認しておくほうがいいでしょう。
●乳腺症
治療はしないそうですが、乳ガンになる心配は?
  乳房にしこりがあり、受診したら乳腺症とのこと。とくに治療の必要はないそうですが、乳腺症から乳ガンになることはない? (埼玉県/O・Hさん 30才)
まずは、食事や生活習慣で便秘改善を。
   妊娠や出産がきっかけで、痔になってしまったという人は少なくありません。これは、妊娠すると、ホルモンの影響で腸のぜんどう運動が抑えられることや、大きくなっていく子宮に腸が圧迫されることなどから便秘になりやすくなるためです。痔になる一番の原因は、やはり便秘ですから。
 産後も、おっぱいをあげている間は、便秘に悩まされる人は多く、トイレタイムもゆっくりとれない育児に追われる生活が、それに拍車をかけます。
 まずは、食物繊維が豊富な食品やヨーグルトなどを積極的にとり、腸内環境の改善を。授乳中の人は、意識して水分を補ってください。便意を覚えたら、がまんしないでトイレに行くことも大切です。それでも改善されないときは、病院へ。薬での治療のほか、手術もいろいろな方法がありますから相談してみましょう
●痔
妊娠中からの痔がなおらず、困っています。
  1年前に出産、妊娠中から悩まされていた便秘のせいか、産後は痔に。なんとか、手術はしたくないのですが……。(長野県/A・Wさん 26才)
自律神経が乱れると下痢や便秘になることも。
   ストレスが自律神経のバランスをくずすと、体のあちこちに変調があらわれます。とくに腸は自律神経の影響を受けやすいところで、ストレスから、下痢を繰り返したり、便秘や下痢を交互に起こす場合、過敏性腸症候群の可能性が高くなります。   過敏性腸症候群は、腹痛や下痢、便秘をともなう腸の病気ですが、女性は自律神経の乱れから発症しやすいようです。食後、とくに朝食後に症状が出ることが多く、朝の出勤途中、何度もトイレに駆け込むという人も少なくありません。   受診先は心療内科がおすすめです。カウンセリングを受け、自律訓練法などのストレスをコントロールする方法を指導してもらうとともに、必要に応じて整腸剤や精神安定剤なども処方されます。規則正しい食生活や適度な運動など日常生活の見直しも大切です。
 
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