おんなのからだクリニック
2005.5月掲載 ↑TOP
先日「女性の健康週間」のイベントで更年期障害とホルモン療法について講演を行った野末先生。講演は30代の女性でもストレスによって、更年期のような症状を訴えることもある、というお話。ぜひ自分の体もチェックして。
女性の体の悩みについて、年齢を問わず、野末先生がやさしくお答えします。下記の番号で相談を受け付けますのでご利用ください。ただし電話での相談のおりには、必ず親機をご使用ください。携帯電話や子機からの通話はご遠慮願います。また、相談はもちろん、記事に関する疑問や、日ごろ感じている素朴な疑問なども、編集部あてのお手紙、ファクス(03-5280-7431)で受け付けます。相談に対する回答は本誌上でのみ。お一人お一人へのお答えはできませんので、ご了承ください。
主婦の友
女のからだクリニック相談室
相談は毎月、第1水曜日10時〜13時です。婦人科以外のご相談はご遠慮ください。また、電話がかかりにくいことがありますが、ご了承ください。
TEL 03-3295-0707
●デリケートゾーンのかゆみ
かゆみがなかなかとれず、病院を転々とするはめに。最近は不眠症に悩まされています。何か良い対策は?
   外陰部がかゆくなり、病院に行ったらカンジダ膣炎と診断され治療を。しかし、なかなかかゆみがとれず、今度は湿疹と言われ薬を変えたりするものの、なおらず、結局、病院を転々とするはめに。かゆみは今もあり、最近では不眠にも悩まされています。何かよい対策はないですか?(大阪府/I・Nさん 32才)
薬の多用が原因では。しばらく薬を使うのはやめ、お湯で洗うだけに。不眠対策に心療内科の受診も。
   カンジダ膣炎は、カビの仲間の真菌が原因で起きます。じつは、この真菌はいつも体にすみ着いていて、風邪や疲労な どで体調が落ちたりすると発症するという特徴を持っています。また、糖尿病な ど全身的な病気がある場合もかかりやすいです。カンジダがなおらないので調べてみたら、糖尿病だったということもよくあります。そのほか、膀胱炎などで繰り返し抗生物質を使っていたら発症したという場合もあります。なかなかかゆみがとれない場合、まず 疑われるのは、セックスで移る病気にかかっていて、夫婦で交互に移しあう、ピンポン感染をしていること。しかしあなたの場合、性生活はあるものの、夫には かゆみなどの症状はないのですから、セックスで移る病気が原因ではないようです。ご相談内容からすると、抗生物質やかゆみ止めなどを多用した結果、皮膚に刺 激を与えすぎてしまったという可能性が高いですね。抗生物質の影響で腟にもともといる常在菌まで殺してしまい、腟の自浄作用(自分で、外からの細菌をやっ つけ、きれいにしようとする働き)を低下させたとも考えられます。病院を転々とすると、そのつど、薬を処方されますから、結局、薬の多用につながります。 しばらく薬はやめてみましょう。デリケートゾーンはお湯で洗うだけにしてみましょう。石けんは使わないで。タオルでゴシゴシ洗うようなことをしてはいけません。 石けんを使いたければ、刺激の少ない弱酸性のものを。アルカリ性のものは、刺激が強いのでいけません。下着も、おりものなどでよごれたら、乾いた ものにとりかえ、刺激の少ない素材を選びましょう。 薬にも、漢方薬にも、かゆみを抑える薬があります。なお、不眠対策として、心療内科を受診し、相談してみることもおすすめします。 必要に応じ、精神安定剤など処方してくれるでしょう。
●冷え症
最近、生理不順に。体を冷やしやすい職場のせい?
   最近、月経が不順になり心配です。花屋さんのパートを始めて、冷えに悩まされるようになったことと関係ありますか?   (愛知県/E・Kさん 28才)
冷えには漢方薬が効く場合が多いので、お試しを。
   冷えて体の温度が下がると、末端の血行が悪くなり、手足が冷たく感じられるようになります。これを冷え症といい、若い女性にもずいぶん増えてきています。 確かに、お花屋さんは水仕事が多いうえ、花を保つために室温もあまり高くはできないなど、体を冷やしやすい職場環境のようですから、その影響もあるかもしれませんね。 冷え症で_液の流れが悪くなると、体にさまざまな影響をおよぼします。腰痛や肩こり、頭痛、膀胱炎などのほか、月経痛や月経不順も起こしやすくなります。まずは、血行を良くするために、 毎日の足湯や半身浴を習慣づけ、下着や靴下なども保温効果のあるものや二枚ばきで工夫してみてください。 また、冷え症には漢方薬が効くことがよくあるので、病院や専門の薬局で相談に乗ってもらうといいでしょう。
●高プラクチン血症
産後、月経がなかなか来ないので受診したら・・・・・・。
   産後1年半、授乳をやめてもお乳が出て、月経もなかなか来ないので受診したら高プロラクチン血症と言われ心配です。(群馬県/U・Hさん 32才)
プロラクチンの過剰分泌を抑える薬で治療します。
   産後、おっぱいをあげている間、月経がストップしているのは、プロラクチンというホルモンがたくさん分泌されているためです。プロラクチンというホルモンには、 乳汁の分泌をうながす働きがあるとともに、排卵を抑える役割も持っています。しかし、授乳中でもないのに、プロラクチンがたくさん分泌されると、無排卵や無月経になってしまい、これを高プロラクチン血症と呼んでいます。 原因には、脳の下垂体というところに腫瘍ができる場合と、プロラクチンの分泌がうまくコントロールできていない場合、ある種の薬(向神経薬や降圧剤など)の副作用で起きる場合とがあります。 治療は、プロラクチンの分泌を抑える薬を使います。腫瘍は良性なのであまり心配いりませんが、大きい場合には、手術が必要になることもあります。
 
↑TOP
このホームページのコンテンツおよび画像の無断転載を禁じます。
(C)Copyright 2005, SHUFUNOTOMO Co.Ltd. All rights reserved.