おんなのからだクリニック
2004.12月掲載 ↑TOP
すてきなウオーキングシューズで電話相談にいらっしゃることたびたびの野末先生。
趣味のウオーキングのため、お気に入りのシューズは色違いで3足もそろえるほど。
女性の体の悩みについて、年齢を問わず、野末先生がやさしくお答えします。下記の番号で相談を受け付けますのでご利用ください。ただし電話での相談のおりには、必ず親機をご使用ください。携帯電話や子機からの通話はご遠慮願います。また、相談はもちろん、記事に関する疑問や、日ごろ感じている素朴な疑問なども、編集部あてのお手紙、ファクス(03-5280-7431)で受け付けます。相談に対する回答は本誌上でのみ。お一人お一人へのお答えはできませんので、ご了承ください。
主婦の友
女のからだクリニック相談室
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TEL 03-3295-0707
●子宮頚ガン検査
最初の検査結果はクラス2、1カ月後の検査では
クラス1に。短期間で結果が違うのは、なぜですか?
   妊娠後、初めて子宮ガン検査を受けました。検査結果はクラス2とのこと。心配だったので1カ月後、別のところで検査を受けたら、クラス1と、前回と違う結果で、どちらの結果が正しいのか、ますます不安になってきました。短い期間で結果が違うのはなぜですか?(神奈川県/K・Oさん 29才)
細胞を採取する部分で、多少異なる結果が出る
場合も。しかし、いずれも心配ない結果です。
   術子宮の入り口部分にできる子宮頚ガンは、30〜40代をピークに、セックス経験があれば10代でも発症しますから、若いうちから定期検診を受け、早期発見に努めましょう。
 妊娠すると、ほとんどの病院で子宮頚ガン検査を行いますが、妊娠して初めて受けたという人も多く、検査結果にとまどうことも少なくないようです。
 子宮頚ガン検診は、まず細胞診を行います。細胞診は、膣や子宮頚管から綿棒などで細胞をとり、それを顕微鏡で見て調べる検査です。細胞診で悪性が疑われる場合は、さらに組織診を行います。組織診では、疑わしい個所をコルポスコープ(膣拡大鏡)で拡大しながらそこの組織を採取し、くわしく調べます。
 あなたが、検査結果として言われたクラスUというのは、細胞診の結果です。細胞診は、クラスTからクラスXまで5段階あり、Tというのは全く異常のない状態です。クラスUは、炎症など細胞の変化はあっても、それが良性の場合。多くの人が炎症などで細胞が変化していますから、変化していても悪性でなければ問題ありません。次のクラスVにはVaとVbがあり、異形細胞が認められるものの、良性か悪性か判断がつきにくい、境界型です。このうち、VaはUに近いもの、VbはWに近いものです。クラスV以上は、さらに組織診を受けます。クラスWは、ガンでも初期の上皮内ガンが考えられ、クラスXは浸潤ガンと診断されます。このクラス分類は細胞診の段階分けで、ガンの進行度のT期やU期とは全く別のことです。
 細胞診といっても、子宮頚部のすべての細胞を調べるのではなく、採取した部分の細胞しか見られません。また、炎症がおさまればクラスUと診断されてから1カ月後の検査でクラスTといわれることもあるでしょう。どちらもまちがいではありませんし、心配する結果ではありませんが、定期的な検診は受けましょう。
●月経量の減少
月経の量が減ってきたのが気になります。
   最近、徐々に月経の量が少なくなってきたのが気になります。結婚して1年半、まだ妊娠しないことと関係ありますか?(静岡県/N・Yさん 31才)
無排卵月経や卵胞ホルモンの減少の可能性も。
   月経の量には個人差があります。しかし、更年期でもないのに減ってきたというのは、ホルモン状態にトラブルが起きている可能性も。月経量が急に少なくなってきた場合、無排卵月経や卵胞ホルモンの減少などが考えられます。
 まずは基礎体温をつけてみて、きちんと排卵が起こっているかどうかみてください。月経があっても排卵のない場合を無排卵月経といいますが、排卵がないので、当然、妊娠はしません。また、甲状腺機能異常でも、過少月経が起こることがあるので、血液検査で異常が認められれば、その治療を受ける必要があります。
 月経のトラブルは、ストレスが引き金になることもあるので、夫婦関係や仕事などに問題があれば解消に努めましょう。一度、基礎体温表を持って、婦人科を受診することをおすすめします。
●残尿感
トイレが近く、排尿後も尿が残った感じがします。
   トイレが近くなり、排尿しても、すっきり出し切った感じがしません。また、おりものもふえてきたようで心配です。(埼玉県/H・Iさん 33才)
膀胱炎の可能性もありますが、性感染症の疑いも。
   尿を出しても、まだ残っているような感じがすることを残尿感があると言います。残尿感があると、すっきり出し切った感じがせず、またすぐトイレに行きたくなり、頻尿になりがちです。不快なだけでなく病気が隠れていることもあり、注意したい症状です。
 残尿感や頻尿がある場合は、膀胱炎が心配です。膀胱炎になると、このほか、尿が濁ってきたり、排尿のときに痛みが走るなどの症状もみられます。痛みが強い場合は、尿道炎の場合も。膀胱炎は一度かかると、体の弱ったときなど発症しやすくなります。症状がひどくなる前に受診し治してしまいましょう。
 残尿感に加え、おりものがふえたという場合は、セックスで移る病気である性感染症にかかった可能性も出てきます。いずれにしても、早めに婦人科を受診し調べてもらいましょう。
 
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