おんなのからだクリニック
2004.5月掲載 ↑TOP
 5月といえば、母の日。日ごろ家族のために立ち働くお母さんがちょっぴりのんびりできる日ですね。ぜひ、心と体のケアを心がける1日に。
女性の体の悩みについて、年齢を問わず、野末先生がやさしくお答えします。下記の番号で相談を受け付けますのでご利用ください。ただし電話での相談のおりには、必ず親機をご使用ください。携帯電話や子機からの通話はご遠慮願います。また、相談はもちろん、記事に関する疑問や、日ごろ感じている素朴な疑問なども、編集部あてのお手紙、ファクス(03-5280-7431)で受け付けます。相談に対する回答は本誌上でのみ。お一人お一人へのお答えはできませんので、ご了承ください。
主婦の友
女のからだクリニック相談室
相談は毎月、第1水曜日10時〜13時です。婦人科以外のご相談はご遠慮ください。また、電話がかかりにくいことがありますが、ご了承ください。
TEL 03-3295-0707
●早めの更年期
薬を飲んでも月経を起こしたほうがいいのは、なぜ?
このまま月経が来ないと、どんな影響がありますか?
   3カ月前から月経が来なくなり、婦人科を受診したら、「早めの更年期ですね」といわれました。排卵誘発剤の注射をし、黄体ホルモン剤を処方されましたが、薬を飲んでも月経を起こしたほうがいいですか?  (埼玉 県/S・Kさん 38才)
このまま放っておくと、更年期症状が早めにあらわれ、骨粗鬆症などにもかかりやすくなる恐れが。
   更年期は閉経前後の数年ずつをいい、ほぼ40代半ばから50代半ばごろになります。更年期では女性ホルモンの分泌が乱れてくるので、月経不順などさまざまな症状がみられるようになります。
 月経不順などで婦人科を受診すると、血液検査を行いホルモン値を調べます。その結果 、女性ホルモンの分泌が減少しているとわかったら、その症状に応じてホルモン剤や漢方薬などを処方します。
 年齢的に少し早めに更年期の兆候が出てきた場合、そのまま放っておくと、さまざまな更年期症状が人より早く訪れることが予想されます。たとえば、ほてりや発汗、めまいや頭痛、イライラなどの症状が40才ごろから出てくる可能性があります。心身の老化も早く進むことになるため、動脈硬化や高血圧、骨粗鬆症なども、標準より若い年齢で発症しやすくなるでしょう。
 このため婦人科では、減ってきた女性ホルモンを薬で補う治療を行います。あなたの場合は、女性ホルモンのうち、エストロゲン(卵胞ホルモン)は足りているので、不足しているプロゲステロン(黄体ホルモン)のみを薬で補うことにしたのでしょう。この薬によって人工的に基礎体温を高温期にして、月経を起こすという治療法です。
 ただ、あなたのように、まだしばらくは避妊も必要という人には、低用量 ピルがおすすめです。じつは、ピルは月経不順やPMS(月経前緊張症)などの治療薬としても使われているのです。とくに、低用量 ピルは副作用もほとんどないので、更年期障害の治療にも有効です。低用量 ピルを飲んでいれば、妊娠の心配なく、きちんと月経が来るようになり、しかも卵巣ガンになりにくいといった副効果 も期待できるでしょう。しかし、子宮ガンや乳ガンにかかっていないこと、肝臓が正常に働いていること、タバコを吸っていないことなど、使う場合はいくつかの制限があります。なお、低用量 ピルを扱っていない病院もあるので、ピルの処方を希望するなら受診前に電話などで確認しておくといいでしょう。
●男性のセックストラブル
3年ぶりにセックスを再開したら、夫ができない…
   お互い仕事で疲れ、3年間セックスレス夫婦でした。そろそろ子どもが欲しいと再開したら、夫ができない! 心配です。(東京都/K・Tさん 33才)
原因の多くは精神的ストレス。まずは気分転換を。
   男性側の、性欲が起きない、勃起しないなどのセックストラブルには、精神的なストレスが原因になっている場合が多いようです。仕事の悩みなどのほか、セックスへの自信を失った、妻への不満、隣に寝ている家族が気になるなど、精神的ストレスの原因は多岐にわたります。ひょっとすると、長いセックスレス期間が、男性として求められていないという自信喪失に結びついた可能性も否定できません。  夫婦で旅行に出かけたり、久しぶりのデートなど、気分転換を図り、ふたりの時間を積極的に作るようにしてみてはいかがでしょう。それでもむずかしいときは、セックスカウンセラーや泌尿器科などに相談することをすすめます。また、男性の勃起障害(ED)には、糖尿病などの病気が隠れている場合もあり、長引くときは、やはり専門医に相談しましょう。
●子宮頚管ポリープ
ポリープって、一度切除すればもう出てこない?
   出血があったので受診したら、子宮頚管ポリープといわれました。次回切る予定ですが、切ればもうだいじょうぶ? (神奈川県/Y・Sさん 28才)
再発するので、ガン検診のときでもチェックを。
   ポリープとは、粘膜が突き出てこぶのようになった状態をいいます。子宮頚管ポリープは、子宮頚管の粘膜が増殖してポリープ状になったもので、大きさは大小さまざまです。妊娠して見つかる場合も多く、30代〜40代の女性にいちばんよくみられます。
 ポリープがあると、少しの刺激で出血しやすくなり、セックス後に出血することが多くなります。ほかに、おりものがふえる、月経時以外の出血などの症状があります。
 治療は、外科的な処置で、ポリープ切除です。大きくなければ、ほとんどが外来での簡単な手術ですみます。ただ、再発しやすいので、一度とればもう出てこないというものではありません。定期的に受ける子宮頚ガン検査のときに、チェックしてもらうようにしましょう。再発したら、また切除することになります。 。
 
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