おんなのからだクリニック
2004.3月掲載 ↑TOP

 子どもの卒園や卒業、夫の転勤や引っ越しなど生活が変化するきっかけの多い3月。日ごろ以上に、体をいたわることに気を配って過ごしてくださいね。

女性の体の悩みについて、年齢を問わず、野末先生がやさしくお答えします。下記の番号で相談を受け付けますのでご利用ください。ただし電話での相談のおりには、必ず親機をご使用ください。携帯電話や子機からの通話はご遠慮願います。また、相談はもちろん、記事に関する疑問や、日ごろ感じている素朴な疑問なども、編集部あてのお手紙、ファクス(03-5280-7431)で受け付けます。相談に対する回答は本誌上でのみ。お一人お一人へのお答えはできませんので、ご了承ください。
主婦の友
女のからだクリニック相談室
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TEL 03-3295-0707
●おりもの
月経後1週間から 日過ぎたころからおりものがふえます。色は白っぽいのですが、何か病気では…
   月経が終わって1週間〜10日過ぎたころからおりものがふえてきます。数日は、おりものシートを使うほどの量 です。この間、夜眠るときなど外陰部がかゆくなることがあり、それも気になります。おりものの色は白っぽいのですが、何か病気にかかっているのではと不安です。 (兵庫県/H・Iさん 30才)
この時期おりものがふえるのは生理現象。異臭や外陰部の異常、男性側の症状などを伴う場合は要注意。
    月経が終わって1週間〜10日過ぎたころというのは、ちょうど排卵に向かう時期で、おりものがふえても生理的な現象です。病的なものではありませんから心配ないですよ。この時期、眠る前に外陰部がかゆくなるというのも、たぶん排卵期に女性ホルモン分泌が変わる影響を受け、外陰部の血液がうっ滞したせいだと思われます。外陰部に血液がたまった状態というのは妊娠しやすい時期という体のサインです。同じく、このころにおりものがふえるのも妊娠OKの合図です。  病気が原因でおりものに異常があらわれるときは、たいてい色だけでなく、においの異常に気がつきます。外陰部にかゆみや痛みを伴うことも多いでしょう。たとえば、黄色や緑色の膿のようなおりものがあり、悪臭を伴い、外陰部に激しいかゆみを感じる場合はトリコモナス膣炎が疑われます。内服薬と膣座薬で治りますが、STD=性感染症(セックスでうつる病気)なのでパートナーも治療を受ける必要があります。しかし、この病気は男性に症状が出ないことが多く、気づかずに感染を繰り返すことも。STDは、一方に症状があれば、ふたり同時に治療を受けることが基本です。
 若い世代にふえているクラミジアもSTDのひとつですが、おりものは多少ふえる程度で、はっきりした症状はみられません。下腹が痛くなる場合もあるものの、何の自覚症状もないという女性のほうが多いでしょう。しかし、男性がクラミジアにかかると尿道炎など、女性より症状があらわれます。男性に症状がみられた場合は、パートナーの女性もすぐに受診してください。抗生物質が効きます。これも、ふたり同時の服用が基本です。
 セックスでうつる病気以外にも、膣に炎症が起きておりものの色やにおいに異常がみられる場合があります。とくに体調が落ちているときなど起きやすいので、普段の体調管理が大切。症状があるときは早めに受診しましょう。
●子宮筋腫
手術以外に薬物療法ではどんな方法がありますか?
    握りこぶし大の筋腫以外に、小さな筋腫も数個あるといわれています。手術以外に、どのような治療法がありますか?   (千葉県/W・Sさん 35才)
心授乳中はホルモンの影響で排卵が抑制されます。
   ホルモン剤やピルのほか、鉄剤や鎮痛剤で症状緩和。
 子宮筋腫は子宮にできる良性のこぶです。ガンのような悪性腫瘍ではありませんから、手術の必要性は日常生活に支障が出るほどの症状があるかどうかで判断します。ひどくなければ、しばらく様子をみる場合も少なくありません。
 薬物療法では、ホルモン剤を使って筋腫を小さくする方法がよく知られています。筋腫の発育にはエストロゲンという女性ホルモンが影響しているとみられ、その分泌を抑えることで筋腫を小さくしようというものです。ただし、副作用として更年期のような症状が出ることがあり、長期間行える治療法ではありません。その点、低用量 ピルを使う方法なら、副作用はほとんどありませんが、小さくするというよりも症状を緩和する程度の効果 でしょう。そのほか、貧血対策に鉄剤や造血剤、月経痛に鎮痛剤などを。また、漢方薬を処方する場合もあります。
●乳房の左右差
授乳のせいで右はDカップ、左はAカップに!
   産後3カ月で左のおっぱいが出なくなり、右ばかり飲ませていたら、左はAカップ、右はDカップサイズに。元に戻りますか?  (秋田県/A・Sさん 28才)
授乳のときは、出にくいほうからあげましょう。
   授乳をやめれば、現在大きいほうの右の乳房はやや縮むでしょうが、元の左右同サイズには戻らないでしょう。次のお子さんを出産したとき、今度は逆に左のおっぱいをあげるようにすると、両方の乳房のサイズ差が縮まるかもしれません。
 授乳の際、おっぱいが出にくい乳房から飲ませると、赤ちゃんがグズって泣き、ついよく出るほうから与えがちです。しかし、赤ちゃんがおなかのすいているようなとき、少しがまんしてもらっても、出にくいほうのおっぱいからあげていると、だんだん出るようになってきます。おなかがすいているときは、赤ちゃんもしっかり吸ってくれますから。
 なお、月1回はおっぱいのチェックを。左右の乳房の大きさや形に変化はないか、くぼみや引きつれはないか、乳房まわりを触ってしこりはないかなど習慣づけると乳ガンの早期発見につながります。
 
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