おんなのからだクリニック
2003.11月掲載 ↑TOP

 最近、相談のお電話が一段とふえてきて、野末先生も編集部も、うれしい悲鳴。
電話がかかりにくくてもあきらめずにトライ。
きっと、納得のいくアドバイスが聞けるはずです。

女性の体の悩みについて、年齢を問わず、野末先生がやさしくお答えします。下記の番号で相談を受け付けますのでご利用ください。ただし電話での相談のおりには、必ず親機をご使用ください。携帯電話や子機からの通話はご遠慮願います。また、相談はもちろん、記事に関する疑問や、日ごろ感じている素朴な疑問なども、編集部あてのお手紙、ファクス(03-5280-7431)で受け付けます。相談に対する回答は本誌上でのみ。お一人お一人へのお答えはできませんので、ご了承ください。
主婦の友
女のからだクリニック相談室
相談は毎月、第1水曜日10時〜13時です。婦人科以外のご相談はご遠慮ください。また、電話がかかりにくいことがありますが、ご了承ください。
TEL 03-3295-0707
●授乳中の悩み
産後1年8カ月過ぎても、まだ月経が来ません。
授乳を続けていることと、関係ありますか?
   産後1年8カ月が過ぎたというのに、月経が再開しません。じつは、まだ授乳を続けているのですが、そのことと関係がありますか?  あまり長い間、月経が来ないと、どこかよくないのではと不安です。 また、授乳している間は妊娠しないと聞きますが、本当ですか?
(福岡県/T・Nさん 25才)
授乳の影響でしょう。乳汁分泌を促すホルモンのプロラクチンには排卵抑制の作用があるからです。
   授乳中は、プロラクチンという乳汁分泌を促すホルモンが豊富に分泌されます。ところが、このプロラクチンは、排卵を抑制する働きも持っているのです。産後の授乳中、無月経になるのは、この働きによるものです。
 あなたの場合も、授乳を続けているせいで、月経再開が遅れているのでしょう。ただ、産後1年8カ月もたてば、赤ちゃんも栄養は食事からとっていて、母乳は精神的なよりどころという意味合いが強くなっているはずです。このまま母乳を続けていてもいいのかどうか、かかりつけの小児科医に相談してみてはいかがですか。
 また、長い間、排卵が抑制されていると、更年期のような症状が出てこないか気になります。ほてりや発汗、頭痛やめまい、イライラなど更年期のような症状があれば、そろそろ断乳を考えたほうがいいのかもしれませんね。
 なお、授乳中は妊娠しないというのは、間違いです。確かに、授乳中はプロラクチンが卵巣の働きを抑え、女性ホルモンの分泌を妨げるため、排卵を抑制し月経が起こりにくくなっています。しかし、プロラクチンの分泌には波があり、授乳の刺激が加わると増加しますが、授乳回数が減ってくると低下してきます。そこで、徐々に卵巣も機能を回復し、卵巣が十分に働くようになってくると、排卵を起こすようになります。当然ですが、月経の前に排卵があるわけですから、授乳中、月経が来る前に妊娠という可能性はあり、実際、1人目を出産したあと、月経が来ないまま、2人目を妊娠したという人もいるのです。すぐに、次の妊娠を望まないのであれば、授乳中も避妊をしましょう。
 また、妊娠している可能性があるなら、授乳は中止したほうがいいでしょう。母乳をあげていると、オキシトシンというホルモンも分泌されるのですが、これには子宮収縮作用があるため、流産の心配が生じてくるからです。
●プレ更年期
最近、月経周期が短くなってきて気がかりです。
  半年ほど前から、月経間隔が20日ぐらいと短くなってきました。これまで、ほぼ順調な周期だったので気になります。    (群馬県/O・Kさん 38才)
更年期の兆候かも。基礎体温を付けましょう。
   まずは、基礎体温を付けてみることをすすめます。もしも、低温期や高温期がはっきりしなかったり、低温期がずっと続くようなら、ホルモンのバランスが崩れている可能性が高くなります。じつは、卵巣の機能は35才ぐらいから老化が始まっており、基礎体温で月経リズムをみることで、卵巣機能をチェックすることができるのです。
 その結果、月経リズムに乱れがあれば、更年期の予兆かもしれません。というのも、卵巣の老化に伴い、30代後半から体の不調など更年期の兆候があらわれてくる人もいるのです。このような早めの更年期を迎える人は増える傾向にあり、ストレスがかかると、さらに症状があらわれやすくなります。月経間隔も個人差がありますが、初めは短く、次に長く、不規則になり止まるという場合が多いようです。
●クラミジアの治療
治療が私だけのせいか、なかなか治りません。
   クラミジアと診断され、治療中です。夫は検査でマイナス。私だけ抗生物質を飲んでいますが、なかなか治りません。 (北海道/M・Tさん 26才)
男性側がマイナスでも、ふたり同時の治療が必要。
   クラミジアはセックスでうつる病気で、感染すると、おりものが増えたり外陰部がかゆくなったりします。しかし、はっきり症状がないまま感染が進み、卵管炎などを引き起こすこともあるので、診断がついたら、抗生物質で早めに治すことが大切です。ただ、男性は検査でよくマイナスと出ることがあるのですが、尿と精液の出口は一緒ですから、菌がいても尿で流されてしまうことがあり、マイナスになってしまうことも考えられます。
 とにかく、女性だけでもプラスと出たら、ふたり一緒に、しかも同時に治療を受けることが必要です。片方だけの治療では、セックスを介して感染を繰り返し、ちっともよくなりません。通院先の産婦人科で夫の分の薬も処方するはずですから、相談してみましょう。また、薬が合っていない可能性もあり、その点も相談してみることをすすめます。
 
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